高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

○○後の第三者の論点



前回のまとめをしていなかったんで、今回まとめますね。

3つめのパターンは、「〜後」の第三者の場合だということです。

“後”でなく“前”なら、通常一つ目のパターンでの処理でした。覚えていますか。
A→B→Cで、AB間で問題があったときの処理、それは原則Aが勝つ、例外としてCが勝つ、その場合として3つのパターンがある、ということでしたね。以下です。

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A−B間の状況     → Cが保護されるためには
 1 虚偽表示で無効である   → Cが善意であること

 2 詐欺で取り消したこと   → Cが善意であること

 3 AB間の契約を解除したこと→ Cに登記等対抗要件が有ること

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とういうものでした。特に取消とか解除は、それをした前、後がでてきますので、上の表は、実はCが「○○前」に取得した場合ということでしたね。

今回はそうではなく、Cが「○○後」に取得した場合の処理です。

このように一字だけ違うだけで、全く解決するルールが違うことになる、だから法律の勉強はおもしろい(?)。ということを主張してきたんですが・・・。まとめると。

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 「○○後」の第三者との紛争は、177条で処理する(判例

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ということですが、具合的には、○○に入る言葉として、「取消」それに「解除」これらはいいですね。

その他に「時効取得」もあるんです。「遺産分割」もありますね。それらも、前と後の状況が全く違うからですね。取消・解除と同じで。

しかし、このルールに入らない、1つだけ例外があります。それをあげておきましょうね。それは、「相続放棄」なんです。この場合は、上のルールで処理しないんです。

もともとの原則に戻って、登記で決しない、登記なくして権利者が勝つ、ということになるんだ。

えーどうしてかって。折角今覚えたルールっとかパターンがあるのに、さらにその例外があるの、ということになってしまいました。

ちょっと、みなさんは考えてもらいましょうか。ここ大事ですから。

その詳しい説明は、やはり次回しましょう。考えてもらっている時間が必要ですからね。

やっぱり、今回まだ終わらないんしゃないか、というご批判は受けます。すいません。

ちょっと、今気力がない状態です(おかしい、3月ももう終わりなのに?)。

ここ最近の天候のせいかもしれませんが、みなさんも、体調には気をつけてください。

体調を回復して、次回最終結論を出しましょう。では、また。

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