高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

宅建受験生から司法試験受験生まで・・・


宅建受験生から司法試験受験生まで・・・

うかるぞ宅建2011年度版「項目過去問」 対応テキストとしてご覧ください・・。

解法のテクニック 公式1 ←ここがでる
☆第三者との紛争は、例外として負ける場合“3つ”を押さえよ。

 紛争は、契約でいえば、直接の当事者間かそれ以外の第三者間しかないでしょう。
 ここでは、第三者間の条文でのルールをまず押さえれば、宅建問題から、司法試験問題まで解けます。

 具体例は、A→B→C(D・・・) でのA×Dの争いですね。

 たとえば、A・B間で、契約が無効とか取り消されて無効とか解除されて効力を失った場合ですね。そのとき、すでにCはAの物だった不動産等を買っているのですから、AとCで争いとなるのは目に見えているでしょう。
 そのときの、勝ち負けの処理の方法です。

 原則的ルールは、Aの勝ち、なのです。
 例外的なルールは、当然Cの勝ちですが、“3つ”ほど理解しておけばいいのです。あとはなんとかなります。

 “3つ”とは、A−B間の原因と例外ですからCを保護したいと思えるほどの状況が必要となっていることです。ここも、どちらがいけないことをしているのか、そうでない人の方を保護するのです。

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  A−Bの着眼点     → Cが保護されるためには
 1 虚偽表示で無効である   → Cが善意であること

 2 詐欺で取り消したこと   → Cが善意であること

 3 AB間の契約を解除したこと→ Cに登記等対抗要件の具備有り

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 確かに、これらを覚えないといけないのですが、1・2は、Aよりそのことを知らない善意のCを勝たせたいですね。

 3ですが、初心者ではちょっと想像ができにくいところです。
 
 では、丁寧に、解除するときの理由を思い出してください。それはBが代金を払わないことが理由となっているのがほとんどです。

 ですから、Bが仮にCに売れればそのお金でBからAに渡せば、そもそも解除を回避できます。そういう状況がありうるのですよ。

 ということは、CがAB間の事情を知っていることも多いでしょう。だから悪意だから保護しないとはできません。
 
 むしろ、悪意だからCの方を保護したいという正義感が沸々とわき上がってきたでしょ。
 
 でも、単にCBと契約さえあればいいというのも、Aからすると信用できませんから、Cが登記までやっているなら、本当の気持ちが客観的な証拠として見られますね。

 ですから、判例は、そこらへんで手を打ちましょう、ということなのです。条文ではなく、判例のルールですから、ちょっと理由まで意識しておいた方がいいでしょう。

 さあ、ここで5回くらい目を閉じていってみて、完璧だ・・、となります。覚えたとなります。

 では、うかるぞ宅建2011年度版「項目過去問」の対応問題に挑戦となりまります。

 それは、権利関係−問1、問2、問6、問17、問75、です。

 この公式は、本当にどの試験でも出題される超重要なルールですから、早めに押さえましょう。老婆心ながら。

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