高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

組み合わせ問題での宅建版の決定問題を・・・


組み合わせ問題は、一つ一つ判断して、その都度肢1から4をチェックしていくんでしたね。

これは忘れないで、・・。

では、宅建問題で、組み合わせのおもしろい問題を紹介しましょう。

平成18年 問いの43の問題です。

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宅地建物取引業者 (消費税課税事業者) が、宅地建物取引業に関して報酬を受領した場合に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定に違反しないものの組合せとして、正しいものはどれか。なお、この場合の取引の関係者は、A、B及びCのみとする。

ア Aは、BからB所有の宅地の売却について代理の依頼を受け、Cを買主として代金3,000万円で売買契約を成立させた。その際、Bから報酬として、126万円を受領した。

イ Aは、BからB所有の宅地の売却について代理の依頼を受け、Cを買主として代金1,000万円で売買契約を成立させた。その際、Bから報酬30万円のほかに、Bの特別の依頼による広告に要した実費10万円を受領した。

ウ Aは、貸主B及び借主Cとの間で建物の貸借の媒介契約を締結し、その1か月後にBC間の建物の貸借契約を成立させたことの報酬として、B及びCそれぞれから建物の借賃の1月分ずつを受領した。

1 ア、イ
2 ア、ウ 
3 イ、ウ
4 ア、イ、ウ

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 ちなみにまだ勉強していない人は、勉強してから挑戦してください。

 この問題、「売買(交換)」と「貸借」が含まれている報酬計算問題ですから、まず「貸借」から解くのですよ。

 それは、1月分の借賃以内が原則ですから、もしかしたら計算しなくても良いからですね。
 
 そこで、この問題なら(ウ)から、まず検討しなければいけません。

(ア)(イ)を飛ばしてみてみると、それぞれ1月分の借賃を受領していますので、明らかな違反ですね。

 そして、「組み合わせ問題」ですから、肢1から4を見るのです。

 で、(ウ)が含まれている肢は消去できますね。

 そうすると、すでにこの時点であーら不思議、(1)しか答えがないことになります。

 えー、(ア)とか(イ)を読まなくても答えが出てしまいました。

 やはり、こういう問題が出題されることから、このようなテクニックは意識しておかなければいけませんね。

 それを取り入れるという意味でも過去問研究が必要なのです。もちろん、それがきちんとないとダメな過去問集ですが・・・。

 これは、上記項目別過去問のp418〜にあります。ぜひ参考にしてみてください。

 では、また。


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