高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

一刻も早い復興を・・・+スタート

この深刻な被害からの一刻も早い復興を願っています。

わたしにできることは、このブログを書き続けることだと思いますが、今回は、質問が多くありました、宅建の資格を取るために、スタートを間違えないように、という点を書きましょう。

宅建の資格を取得するためには、試験に合格すること、本試験で昨年なら50問中36点(5問免除者なら31点)以上得点できる勉強が必要ですね。

この36点は、なかなか高いハードルでしょう。目指すことは、できる限り、不得意科目を作らず、だいたいどこが出題されても、自分なりに自信を持って解けるような状態に仕上げておくことが必要です。

特に、最近の本試験の問題をみてみると、その場で妥当な判断が出せるようなことも質問していますので、やはりスポーツでは基礎体力、つまりどのような場合にも対応できる力を身につけておく必要がありますね。

たとえば、昨年では保証が出題されました。知識的には、『合意だけではなく書面があって、初めてその契約が成立すること』を覚えます。確かに、それを覚えておけば1点、得点できました。でも、それだけでは、ここでいう足腰が強い状態になっているとはいえません。

では、少しでも勉強をしている人なら分かると思いますので、次の質問をしてみましょう。『贈与は、無償であり、書面でしなければ成立しない。○か×か』という問題が仮に出題されても、足腰が強い人なら、柔軟に対応できるはずです。

つまり、足腰が強いというのは、どういうことか、それは、

民法がこれらの契約の成立要件について、どのような態度で臨んでいるのか、その体系がしっかり分かって勉強してきたか、なんだ。

つまり、大、大原則は、民法では本人の尊重をしていますから、その意思を大切にした条文作りをしているんだ、だから合意さえあれば契約を成立させているんだ。これが原則。

しかし、例外があって、それは2つ、一つは要物契約というグループ(最終的に6つ覚えます−ちなみにここには贈与は含まれませんよ)、それにもう一つ、書面までないと民法では契約の成立を認めていない、それは“保証”ひとつだけしかないんです。

最後の点が昨年出て、しかもそれが正解肢でしたら、自信を持って1点ゲットできたわけですね。

では、先ほどの答えは、もうはいいですか。そう、大、大原則の方のグループに贈与は入りますから、×ですね。

ここらあたりの、考え方は法律脳養成読本―宅建受験生必携!! にも書いてありますので、ぜひ読んでみてください。

そこで、宅建勉強の手順ですが、やはり自分の著書をどうしても推薦してしまいますが、

まずは全体像を不動産取引の法律入門―図表・イラスト・写真で分かる [単行本]

そして、法律の勉強と宅建の試験科目の準備のために、先ほど指摘した「法律脳養成読本―宅建受験生必携!」を読んでください。足腰が少し強くなります。

そして、宅建のテキストを見る。これについては、予備校に通う人はそれで、独学の人は書店で自分の読みやすいものを選んでください。

あと、是非このブログを見てほしいですね。宅建だけではないですが。

あとは、項目別の過去問、これもどれでもいいのですが、わたしも出版していますので、選択肢の中に入れてください2011年版 うかるぞ宅建項目別過去問 [単行本]

これらを繰り返し行っていく。あと、時間内に問題が解けないといけないので、年度別の過去問とか、予備校の模試とか本としての予想問題を時間を計って解いてみる、という手順でしょう。予想問題については、後日いろいろ指摘したいと思います。

今の時期ですから、とにかくテキストに着手する前の時点での、アドバイスをしました。

では、今回はこれで、また。

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