高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

第6講 書いてないことまでわかるとき・・。


さて、久しぶりに宅建110番 パーフェクト の第6講を取り上げます。

生徒から、早く続きを書いてといわれているんですが・・・すいません。

この講は、民法177条を説明しています。

私の主観では、民法の条文の中で横綱級の条文です。

とりあえず原文を「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法(平成16年法律第123号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない」ですね。

で、ここからどういうことが読み取れるかです。

今日のテーマ。

行間を読むってことですかね。

実は、この条文は、こんな感じです。

不動産ってね、結構高いし、値段を付けるの難しいし、契約締結から→引き渡して→さらには登記まで終えるのに結構長い時間かかるし、その間に買い主A以外の人がそのことを聞きつけて、私Bにも売ってくれと言うことが多いんだよ。

もっと高く買うからといってね。

で、売り主が、断固、断ればいいものを、つい値段を高くするということで、Bに売っちゃうことも多いんだ、昔からね。

そうすると、不動産は一つしかないから、AかBか、どちらかに落ち着かせないとこの紛争は片づかないよね。

そこで、昔からそういうことが多く行われてきたから、つまり二重譲渡することが多いなら、あらかじめルールを決めておこうか、ということになって、177条を作ったんだよ。

で、契約の時期が早いほうで決めるという案もあったんだが、それだとなかなか判断しにくいし、もっと簡単に一発で判断できる方がいいよね。1秒で決着する方法がね。

それで、契約が後でなされても、とにかく登記を早くした方を勝たせたんだよ。これ、早い者勝ちだね。最後までやることをヤッタ方が勝ち、と。

よーいどんで、ゴールを先にした方が勝つというルールだね。

このルールを押さえておけば、二重譲渡(何重でもかまわないよ)の決着はこれでやることになる。

ここでさらに、2つ。押さえておきたいところなんだが、ちょっと長くなったので、続きは次にします。

では、また。


☆ 最高のテキストに仕上がったと思いますので、下記テキストをよろしくお願いします。

 宅建110番 パーフェクト2013


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