高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

3対1分類法というテクニックを紹介しよう‘第1弾’・・・。

3対1分類で解くという問題は、非常に良問です。

もちろん、宅建試験は4肢ですから、3対1ですが、5肢択一なら、4対1になります。

これは、あるテーマから、一つだけ仲間はずれを探すものです。

友達同士ではそういうことはしてはいけませんが・・。

たとえば、過去問では、以下の問題のようなものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Aの所有する土地をBが取得したが,Bはまだ所有権移転登記を受けていない。この場合,民法の規定及び判例によれば,Bが当該土地の所有権を主張できない相手は,次の記述のうちどれか(H10年問1)。

1 Aから当該土地を賃借し,その上に自己名義で保存登記をした建物を所有している者

2 Bが移転登記を受けていないことに乗じ,Bに高値で売りつけ不当な利益を得る目的でAをそそのかし,Aから当該土地を購入して移転登記を受けた者

3 当該土地の不法占拠者

4 Bが当該土地を取得した後で,移転登記を受ける前に,Aが死亡した場合におけるAの相続人

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どうですか。主張できないですから、3つは保護したくないもの、1つは保護したいものですね。

肢3は、明らかに保護したくないはずですから、3つの仲間です。

肢2も、3つの方の仲間ですね。

肢4は、偶然所有権を取得した相続人ですから、肢1よりは保護しなくてもいいでしょう。

出題者も、肢1と4,2もちょっとは、比較してもらいたかったでしょうね。

こういう問題は、テキストだけでは、ちゃんと身に付いていないような気がします。

問題を解くことで養われるでしょう。

では、また。

宅建110番 パーフェクト2014
高橋克典
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宅建110番 1問1答公式暗記ドリル2014
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試験にうかる!!法律のカンタン思考術―宅建受験生必携
高橋 克典
住宅新報社


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