高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

行政書士の問題との類似点は・・・。

今年の行政書士本試験問題と宅建とよく似た問題ですが、実はあります。

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問題28 心裡留保および虚偽表示に関する次の記述のうち、民法力規定および判例に照ら
   し、妥当なものはどれか。

  
  3 土地の仮装譲渡において、仮装譲受人が同地上に建物を建設してその建物を他に
   賃貸した場合、建物賃借人において土地譲渡が虚偽表示によるものであることにつ
   いて善意であるときは、土地の仮装譲渡人はその建物賃借人に対して、土地譲渡の
   無効を理由として建物からの退去および土地の明渡しを求めることができない。
  
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これは、宅建問2の肢2と同じでしたね。

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【問 2】 Aは、その所有する甲土地を譲渡する意思がないのに、Bと通謀して、Aを売主、Bを買主とする甲土地の仮装の売買契約を締結した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。なお、この問において「善意」又は「悪意」とは、虚偽表示の事実についての善意又は悪意とする。

 
 2善意のCが、Bとの間で、Bが甲土地上に建てた乙建物の賃貸借契約(貸主B、借主Cを締結した場合、AはAB間の売買契約の無効をCに主張することができない。

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行政書士試験を受ける人も、宅建民法は見ておくべきでしょうね。10問ですから。

やはり、模試よりは、今年度の他の国家試験をチェックした方がいいと思いますし、それは興味がある点が出題されているからです。

ここからでも、その年の他の国家試験を参考にするといいでしょう。

ともかく、試験がこれで今年すべて終わった人は、これまでやれなかったことをしてみましょう。

では、また。

試験にうかる!!法律のカンタン思考術―宅建受験生必携
高橋 克典
住宅新報社

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