高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

今年の正答率ワースト2は・・。

宅建本試験での正答率の悪さ、ワースト2が決まりました。

それは、問17と問24です。

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問17 建築基準法に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。
ア 一室の居室で天井の高さが異なる部分がある場合、室の床面から天井の一番低い部分までの高さが2.1m以上でなければならない。
イ 3階建ての共同住宅の各階のバルコニーには、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。
ウ 石綿以外の物質で居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがあるものとして政令で定める物質は、ホルムアルデヒドのみである。
エ 高さが20mを超える建築物には原則として非常用の昇降機を設けなければならない。

1.一つ 2.二つ 3.三つ 4.四つ

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肢ウエは過去問を勉強していれば、解けます。問題はアイです。初出題ですから、関係者などしかしりません。

確かに、建築基準法は試験範囲ですが・・・。あ、個数問題でなければ、まだ問題ありません。

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問24 固定資産税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1.国会議員及び地方団体の議会の議員は、固定資産評価員を兼ねることができる。
2.登記所は、土地又は建物の表示に関する登記をしたときは、30日以内に、その旨を当該土地又は家屋の所在地の市町村長に通知しなければならない。
3.住宅用地のうち小規模住宅用地に対して課する固定資産税の課税標準は、当該小規模住宅用地に係る固定資産税の課税標準となるべき価格の3分の1の額である。
4.固定資産税に係る徴収金について滞納者が督促を受け、その督促状を発した日から起算して10日を経過した日までに、その督促に係る固定資産税の徴収金について完納しないときは、市町村の徴税吏員は、滞納者の財産を差し押さえなければならない。

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肢3は、基本事項、肢1は何となく常識で・・・。

あと肢2と4で悩み、ほとんどの人が肢2に・・。

その理由は、肢4の10日はあまりにも早すぎるという“庶民感覚”です。でも、答えは肢4です。何ともいえません。

生徒達には、皆さんの解き方の方がすばらしい、と言いました。

もう少し、知識がなくても答えが出せるような文章がほしかった・・。

念のため、絶対にこのような問題は、予備校の作問では採用されません。

では、また。

試験にうかる!!法律のカンタン思考術―宅建受験生必携
高橋 克典
住宅新報社


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高橋克典
住宅新報社


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