高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”

・・・・・ まずは“宅建資格”から

ひとりごと・・・法律一般

法律を学ぶ大学生・専門学校生へ・・・。

そろそろ、法律の授業があり、その1回くらいは、聞いたと思いますね。 どうですか。 やっていけそうですか。 法律学、いろいろありますが、その中でも条文を解釈する、ことが中心でしょうか。 もちろん、解釈するには、一言でいれば常識?というか、歴史と…

複数の理由がある場合の解き方は・・・。

たとえば、民法の問題で複数の理由があるときには、良問がおおいですね。 売り主の担保責任と債務不履行責任、を質問するなどです。 こういう問題は、表見代理とか無権代理などもあります。 あと、債務不履行と不法行為もあります。 解除原因も多くあります…

消去法の効能・・・。

択一試験での、ある意味テクニックのひとつとして、消去法があります。 これは、一つくらい分からないものがあってもいい、というテクニックです。 つまり、勉強のときでも、完全・完ぺきを目指さなくてもいいんだ、と開き直るわけです。 試験まで、そんなに…

ちょっとしたことが・・・重要。

1、2点で落ちる人も、40点近くでうかる人も、普段の力の差はないことが多いものです。 こんなことを今日また考えてみました。 実際に、模試で40点近くコンスタンスに得点できていた人も、連続で、しかも1点差で不合格になった人を知っています。 これ何が…

父子関係をDNA鑑定で・・・。

このごろ、父子関係の有無についての報道が多いですね。 父親にとっては、本当に自分の子どもかを知りたいときがあると言うことですが・・・。 もちろん、それによって法的な関係にも影響します。 DNA鑑定という科学的根拠に基づいて、父子関係を判定する…

罰則こそ本質がある・・・。

通常“ある法律”の最後の方に、守ってもらいたいために、重要な違反には「罰則」適用があります。 宅建業法でも、最後に罰則を勉強します。 通常、それはおぼえなくてもいいやあ、と思っています。 細かい数字はでないのですが(きっと)、立法者の気持ちを考…

条文を大切にしてほしいと・・・。

今日も、講義で・・・。 条文を大切にしてほしい、ということをいってきました。 私がずーっと指導してきたことです。 講義以外では、「法律のカンタン思考術」でもその前の法律脳でも、条文からから考えるおもしろさを書いてきました。 そして、行政書士入…

いよいよ民法900条4号規定違憲判断か・・・。

まえにブログでも、書きましたが・・・ 非嫡出子の相続分が嫡出子の相続分の半分としている、婚外子規定の判断を9月4日に言い渡すようです。 最高裁の大法廷ですから、判決が変更されるようですね。それは・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

秋頃に出される最高裁・・・。

そうそう、非嫡出子の相続分が嫡出子の半分となっている民法の規定が、憲法の14条に違反しているとする判断が秋に出されるようです。 そうすると、今年の宅建とか行士の試験問題では、その相続分の論点は出題されにくいですよね。 これを機会に、最後に出…

柔軟性は大切・・。

人とつきあっていくと、2分されるというか、それは、柔軟性のある人と、頑固な人がいますね。 皆さんは、どちらでしょうか。 自分は、なるべく柔軟に何事も対処しようと、こころがけていますが・・・(?)。 人からは、どう写っているのでしょうか。気にな…

裁判員ですとれすが・・報道されてました。

・・・・アディショナル(いどばた)裁判員制度で・・・・ ネコ「とうとうストレス障害がでたらしい」 ニャ「だからいったろ、やめとけって、この制度の採用」 ソフ「でも、いい制度だって・・みんあいってた」 モン「血を見たくない人が、医者にはなれん、…

裁判員制度の是非を問うといわれたら?・・。

では、裁判員制度の点について、少し。 この裁判員制度ですが、実際に裁判員になってみないと、何とも言えませんが、いいか悪いかの二者択一で答えよ、といわれたら。 うーん。なら、×かなあ。 なんか、中途半端な感じがします・・(私見)。 本当に庶民感覚…

司法制度改革の変更?・・・。

今回は、法科大学院の見直しも提案していますね。 合格率の悪い大学院は、統廃合せよと・・。 受験校の統廃合みたいですね。なんか。 前にも言いましたが、行政書士試験では、この司法制度改革がらみの問題が出題されそうですね。 そこで、裁判員制度の最高…

法改正でおもうこと・・・。

公職選挙法とか、道路交通法の改正が議論されています。 前者は、前にインターネット選挙運動の導入が議論されているといいました。 もっと、以前から迅速に対処しても良かったなあと一言感想。 あと、後者ですが、無免許運転の厳罰化等を議論しています。 …

法律の授業がわからないときは・・・。

4月ですから、初めて法律の勉強をする人も多いと思います。 そのとき、いきなり理解することは不可能だと思いますが、少しの辛抱でいい(?)対処方法を考えてみたいなあと思います。 そのためには、まずよりどころになる物、道具が必要なんです。 それは、…

勉強のコツは・・・。

勉強のコツは、と聞かれたら? やはり苦手意識をまずなくすことですね、と答えます。 この苦手意識を、たとえばある法律に抱くと、その法律の見方まで“変”になってしまうからです。 普通なら簡単なことでも、苦手意識から妙に難しく考えてしまったり、細かく…

気になる・・民法(債権関係)の大改正について・・・。

民法の特に債権関係の大改正が近づいていますね。 これで、思い出すのは、会社法の大改正でした。それまでは、商法の中に会社規定が存在し、非常にシンプルで、私にとっては、理解しやすいものでした。 しかし、会社法の施行とともに、きめ細かく規定されて…

ちょっと異なることをやる意味・・・。

こういうことがありませんか。 少し違ったことをやっているのに、以前疑問に思ったことがすーっと解決するということが・・・。 法律の勉強をしていると、よくそういうことがあります。 たとえば、物権変動のところでよく分からなかったのに、不動産登記法を…

法律の適用とは・・。

今日は、光市母子殺害事件の差し戻し後の上告審判決がありました。 結局、殺人罪・強姦致死などの罪に問われた当時少年だった被告人に、死刑が確定することになりました。 ここでの問題は、 少年法という法律にありました。 ・・・・・・ 死刑と無期刑の緩和…

さらに、もうひとつ・・。

ここ何回か、刑法を教える機会があり、楽しい、楽しい、いいました。 しかし、刑事訴訟法も、これまた大学時代から、猛烈に勉強してきました。 刑法と同じように力が入っていました。 だから、刑事訴訟法も教える機会がもてないかあ、と思っています。 時々…

たまに、違った勉強も新鮮・・。

講義のメインは、宅建とか行政書士ですから、刑法の勉強は、ここのところあまりしていませんでした。 しかし、大学時代も一生懸命勉強していましたし、機会があればぜひとも教えたいと思っていました。 ここ何回か、実は刑法を教える機会があり、楽しい、楽…

この時期は、まずは理解を・・・。

まだまだ、本格的に資格用の独自の勉強に突入しないと思います。 そうであるなら、法律の勉強の基本である、制度の趣旨の理解とか、なぜそうなるのかを自分で考えてみる、などなどをじっくり時間をかけてやっておきましょう。 この時期は、心のゆとりもあり…

民法の条文がないことも重要・・・。

この2回ほどで学習したことを・・。 つまり、何でもかんでも、条文があるわけではないということですね。 抵当権の性質の2つ・・・。 そうですね。附従性と随伴性。 あと、意思無能力の者が契約すると、無効。 物権的請求権などがありますね。 こういうと…

抵当権の性質の続き・・。

では、昨日の続き。 抵当権の4つの性質。 「附従性」「随伴性」「不可分性」「物上代位」すらすらいえるようになりましたか。 覚えましたか。 前の2つには、条文がなく、あとの2つには、きちんと民法に規定されているといいました。 こういう切り口は、理…

覚えることで 抵当権の性質 “4つ”は・・・。

前回、覚えることをちょっと重要視してほしいと言いました。 では、ここで試しに、抵当権を例に挙げてどうやるのか、提示してみましょう。 抵当権の項目を勉強すると、最初は定義とか内容の後に、必ず性質がどうのということがでてきます。 担保物権の性質と…

初めて法律を勉強しようとする人へ“エール”・・・

新年度も近づくということで、これから法律でもひとつ勉強してみようか、と思っている人が多い?と思います。 そこで、何事も最初が肝心ということで、勉強方法についてのガイダンス的なもの、導入部分などをこれから書いてみようと思っています。 扱う題材…

司法書士試験受験生も、行政書士受験生も、理解する程度は同じです その2

前回の続き。その2です。 各試験でその範囲は多少違いますが、ある制度を理解する程度はどの試験でも同じだけの力が必要だといいました。 そして、「制限行為能力者」制度を指摘しました。 勉強し終わったとき、この制度のイメージはどういうことでしたか、…

司法書士試験受験生も、行政書士受験生も、理解する程度は同じです

前回の続きです。 各試験でその範囲は多少違いますが、ある制度を理解する程度はどの試験でも同じだけの力が必要だといいました。 そして、「制限行為能力者」制度を指摘しました。 勉強し終わったとき、この制度のイメージはどういうことでしたか、と質問し…

司法試験受験生も、宅建受験生も、理解する程度は同じです

民法の分野は、どの試験でもほとんど出題されますね。 もちろん、各試験でその範囲は多少違いますが、ある制度を理解する程度はどの試験でも同じだけの力が必要です。 では、それはどういうことか、確認してみましょう。 まだ民法を勉強していない人は、将来…

各資格の相関関係・・・・

前回では、どの資格も“民法”の科目があって、どの試験を受けようとしても、勉強の仕方はほとんど同じであるといいました。 たとえば、民法の最初のころにでてくる“意思表示”という分野があると思いますが、宅建試験でも行政書士試験でも司法書士試験でも、さ…